2014年4月に完全施行された
「障害者総合支援法」。
この制度の見直しが実施され、
2016年5月に改正法が成立しました。
そして、いよいよ2018年4月1日に
施行されます(一部施行済み)。
今回の改正では、障害を持つ方が
地域で望むように暮らせるサービスが
新設されています。
また、初めて「医療的ケア児」という言葉が
盛り込まれ、障害児支援のための
きめ細やかなサービスも新設されています。
障害者支援は、まだ道半ばかもしれませんが、
改正が実施されるごとに整ってきています。
本書は、こうした障害者総合支援法の基本、
今回の改正ポイント、サービスの使い方、
その他の支援制度について、図解たっぷり、
やさしく解説します。
専門職として制度について知っておくべき人、
サービス事業者、相談支援専門員、医療職、
自治体福祉関係者のほかにも、
利用者本人や家族、
障害者を支援する企業の担当者、
申請をサポートする士業、
福祉を勉強する学生さんなどにとっても、
制度の概要や利用方法について
スッキリわかる一冊となっています。
第1章 障害者総合支援法ってなに?
第2章 何が変わったの?
第3章 障害者総合支援法で使えるサービス
第4章 障害児のためのサービス
第5章 障害福祉サービスの使い方
第6章 障害者支援には何がある?
G-dark さん
2020-11-10
「もちろん制度や施設は大切です。ですが、それだけで地域生活が支えられるわけではありません。入院中には得ることができない、地域のなかにある〝その人にとっての幸せ〟を探す手伝いをすることが、結果として、地域で暮らし続けることを支えることになるのではないかと思っています」(P52から抜粋)という文は、障害者に限らずあらゆる分野に共通して言えることで、とても共感しました。
みみずばれ さん
2021-08-29
その名の通り障害者総合支援法の解説書。法律の理念や世の中の流れ、具体的にどのような障害福祉サービスがありどうすれば受けられるのかあるいはどのように提供されているのかなど網羅的に書かれている。サービスを受ける側にも提供する側にも有用な本だと思う。直接関わりの無い人から見ても、世の中にはどのようなセーフティネットがあるのか、国の方針がどうなっているのかを知れるという点で面白い本なのではないか。
100万回生きたメガネ さん
2021-01-22
改めて勉強のために手に取った。障害福祉に関する法制度について広く浅く解説された本といった感じ。文章量も少なく初心者には読みやすくて良いかもね。