介護サービスへのニーズが年々増大することは確実で、
介護業界は成長産業ですが、一方、世の中は未曾有の人材不足……。
そこで、いま一番困難かつ肝なのが「質の良い人材獲得」です。
そこに介護保険改正や報酬改定などが加わり、経営は簡単ではありません。
ですが、ピンチはチャンスでもあります。
今後の市場拡大、これはもう確実なのですから
(しかも日本だけではなくアジア全体で)
アイデア次第で自分次第で様々な状況を打開できる!
最もやりがいがあり、最もチャレンジングな業界であると言えるでしょう。
“わかりやすい”と大好評の「スッキリ図解」シリーズの本書は、
下記の方々に対し、最新の介護ビジネスについて
知っておきたい内容をまとめています。
介護事業・サービスを取り巻く話や、事業を始めたとき、
イザというときに知っておきたい話などなど。
事例も沢山ご紹介。お役に立つ情報が必ずあります!
■■■読者対象は…■■■
介護ビジネス全般について、知りたい方。
ほかに、実際に介護ビジネスの立ち上げを検討したい方、
介護業界で働いていて将来的に起業に興味を持つ方、
異業種から介護業界への参入を考えている方、事業を引き継ぐ方など。
■■■著者について■■■
「介護職出身コンサルタント」×「介護施設経営コンサルタント」
2人がタッグを組んで、最新のリアルな介護ビジネスを強力にガイドします!
辻川泰史
株式会社はっぴーライフ、株式会社エイチエル代表取締役。
1998年日本福祉教育専門学校健康福祉学科卒業後、在宅介護会社等勤務を経て
2002年に有限会社はっぴーライフ、2008年に株式会社エイチエルを設立。
小濱道博
小濱介護経営事務所代表。企業・団体などの税務顧問のほか、
各地の自治体や社会福祉協議会主催の講演会・講習会などの講師、
介護関係のテキスト執筆、雑誌等での執筆などを行っている。
序章 新たな動きが加速
1 2018年介護保険法改正と報酬改定の衝撃(居宅サービス)
2 2018年介護保険法改正と報酬改定の衝撃(施設サービス)
3 新たなる潮流―自立支援介護
4 新たなる潮流―科学的介護
5 新たなる潮流―保険外サービスと混合介護
6 新たなる潮流―共生型サービス
7 新たなる潮流―外国人研修制度
8 新たなる潮流―介護ロボットとICTの活用
コラム 次期2021年改正も厳しい方向となるのか
第1章 介護業界の現状は
9 人口ピラミッドと高齢化率の関係は?
10 高齢者のみの世帯が急増!
11 措置の時代から介護保険制度への移行
12 介護サービス市場と規模を知ろう
13 介護事業と一般事業の違いは?
14 介護事業の利益率はどれくらいか
15 介護ビジネスの魅力と厳しい経営実態
16 労働人口減少時代の介護事業所経営
17 インフォーマル事業を行う上での注意点
18 介護事業のコンビニ化と進む二極化
19 ローカルルールとインターネットリスク
20 介護事業の事業承継とM&A
コラム 今後の介護事業経営で特化すべきこと
第2章 介護保険と介護サービス
21 今後、参入を検討すべきサービスは
22 制度改正後の新ビジネスモデルとは
23 介護保険制度の財源と介護報酬の仕組み
24 要介護度とは? 区分支給限度基準額とは?
25 介護報酬の構造を理解しよう
26 主な加算には何がある?
27 利用者がサービスを利用するまでの流れ
28 重要な共通概念「ケアマネジメントプロセス」
29 介護保険が適用されるサービスの種類
30 訪問介護サービスとは
31 通所介護(デイサービス)とは
32 施設サービスと地域密着型サービス
33 新しい制度に対応する必要がある
34 介護保険法は最近は3年ごとに改正される
35 介護報酬は基本的に3年ごとに改定される
36 介護キャリア段位制度とは
37 介護職に医療行為の一部が許された!
38 生活保護と負担限度額についても知っておく
39 介護保険適用にならないサービスとは
40 介護保険と医療保険の制度の違い
41 医療からの参入と居宅療養管理指導
42 サービス付き高齢者向け住宅とは?
43 その他の高齢者住宅には何がある?
44 ニーズが大きい介護タクシー
45 介護予防・日常生活支援総合事業とは
46 リハビリと機能訓練の違いとは
コラム 在るがままに生きることこそが、リハビリテーション
第3章 介護事業をはじめる際の心得
47 介護事業に向いている人とは
48 理念に基づく経営戦略をおろそかにしない
49 事業計画を立てるときの考え方
50 これからは介護事業も戦略的にブランディングを
51 コンセプトメイクにこだわる
52 専門性を特化する
53 介護事業の許認可申請をする
54 介護報酬の請求のパソコンソフトを用意する
55 事業所開設後はどこに営業をかけるべきか
56 営業方法を工夫する
57 採用するスタッフを具体的にイメージしよう
58 スタッフの人材募集方法を考える
59 スタッフの育成方法もイメージしてみる
60 会議を開く際に工夫すること
61 介護人材にも特徴がある
62 介護事業所のインターネット活用その(1)
63 介護事業所のインターネット活用その(2)
64 記録の作成と保管の義務がある
65 当然必要になる個人情報の保護
66 助成金、補助金などを活用しよう
67 会計の区分に要注意!
68 コンプライアンス・リスクを知っておこう
69 実地指導への準備をしておこう
70 税務調査で問われることとは~源泉所得税
71 労働基準監督署が行う監査とは
コラム デイサービス開業までに必要な作業と流れ
第4章 他事業からの参入と事例
72 これからの介護ビジネス
73 これからの介護事業経営その(1)
74 これからの介護事業経営その(2)
75 他業種から介護事業に参入して成功するには
76 他業種からの参入・成功例
事例 高齢者介護から重症身体障害児への居宅サービスへ
事例 フィットネス要素を取り入れ、若者も来るデイサービス「LIFEGYM」
事例 地域貢献事業を介護施設で行うメリットとその魅力
事例 コミュニティカフェがもたらす効果~在宅専門医の立場から~
事例 20代で起業した看護師! 地域密着型デイサービスの取り組みと今後の挑戦
事例 ふるさとへの想いから社会福祉法人を開設した若手介護リーダーの挑戦
事例 『感謝』『感動』『活気』に溢れた新生活を! 有料老人ホーム「たいじゅ四方寄」
事例 東日本大震災体験談と介護に従事する者の心得
コラム 地域に根ざしたクリニックと介護がしっかりと連携していくには?
対談 猪瀬直樹氏×辻川泰史
著者紹介
みみずばれ さん
2021-07-17
タイトル通り介護ビジネスを行うにあたっての制度、環境、注意点などについて書かれた本。利用者のための本ではないが、誰もが認める社会問題である高齢化の対策としての介護事業が制度としてどのように行われているかを知れるという点では事業に興味のない人にとってもそれなりに楽しめる読み物かもしれない。巻末に収録されている各地の事業者が寄稿したコラムや対談が特に面白かった。
nakopapa さん
2020-05-31
いずれは自分もお世話になるであろう介護業界。いろいろ課題があると言われ続けているが、ビジネス面から見て、それが少し分かった。
ぷっちょ さん
2018-09-26
介護の大枠を掴むには良い本だと思う。