Scratchは、米国MITによって開発された教育用プログラミング環境です。2019年1月に3.0にバージョンアップされ、見た目の変更や新機能が追加。スマホやタブレット対応、外部サービスとの連携など、ますます楽しく使いやすくなりました。
この本のテーマは「遊べて使えるScratch」です。福笑いやトントン相撲といった昔ながらのゲームから、イマドキの写真加工風アプリまで、Scratchで再現してみました。紹介するのは全15作品。教育用コンピューター・micro:bitとつなげてあそぶ作品も紹介します。「Scratchでこんなこともできるんだ!」というおどろきがいっぱいです。
この本を書いたのは、長年子どもたちとScratchプログラミングに取り組んできた実力者、倉本大資さんと和田沙央里さん。Scratchプログラミングが初めての人でも大丈夫。つくりながら、プログラミングの基本を学んでいきましょう!
〈ここがポイント!〉
●PCだけでなくスマホ・タブレットならではの作例・micro:bit連携など、Scratch3.0の最新機能を遊びつくせる!
●難易度がさまざまな15作例。Scratchコミュニティでよく見る作品もつくれるかも?
●注目の教育用コンピューター・micro:bitに連携してできる遊びを3作品収録。micro:bitを始めてみたい方にも最適
●遊びながら、プログラミング用語や基本操作が学べる
●共有・リミックスOK! ダウンロードして使えるオリジナル素材つき
〈こんな人におススメ〉
●プログラミングをはじめてみたい人
●親子で一緒に学んでみたい人
●子どもにプログラミングを教えてみたい人
●Scratchを少し触ったことがあるけど、もっと楽しんでみたい人
●Scratchとmicro:bitをつなげてあそびたい人
※対象年齢:11歳~
〈推薦のことば〉
●村井 裕実子 氏(マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ 博士研究員)
「アイデアの幅を広げてくれる、ポップで楽しいあっと驚くようなプロジェクトであふれている本。ここから、あなただけのプロジェクトをはじめましょう」
●阿部 和広 氏(青山学院大学大学院 社会情報学研究科 特任教授)
「この本には、画面の中だけでなく、現実の世界に飛び出したアイデアがのっています。これからの世の中は、中とか外とか気にしなくてよくなるかもしれないですね。そんな新しい世界で暮らすための良いガイドになるでしょう」
■0 Scratchを使う準備をしよう
・Scratchのサイトにアクセスしよう
・Scratchのアカウントを作成しよう
■1 プレゼントを贈ろう
1-1 手づくりメッセージカード
1-2 ケーキシミュレーター
1-3 誕生日ボイスメッセージ
1-4 ラッピング用包装紙
■2 便利なツールをつくろう
2-1 みんなで使える伝言メモ
2-2 お料理レシピブック
2-3 おもしろ写真加工アプリ
2-4 スコアボード
■3 テーブルゲームであそぼう
3-1 Scratch福笑い
3-2 2人でハマる!○×ゲーム
3-3 ハラハラ危機一髪ゲーム
3-4 指のバトル!トントン相撲
■4 micro:bitとつなげよう
4-0 Scratchとmicro:bitをつなげよう
4-1 フリフリおみくじ占い
4-2 ジャンプでキャッチゲーム
4-3 崖っぷち!アクションゲーム
■【学ぼう!コラム】
・Scratchブロックの扱い方
・スプライトとステージ
・メッセージ
・x座標・y座標
・ペイントエディター
・演算ブロック
・コスチュームや背景の追加
・変数・リスト
・関数(ブロック定義)
・クローン
・タブレット・スマホ対応