【本書の背景】
従来のクラウドオンリーからクラウドとオンプレミスを組み合わせた運用をする企業が増えてきています。そうした現場ではLinuxによるWebサーバーの運用経験がエンジニアの方に求められています。
【本書の内容】
Linuxの基礎からセキュリティまで、Webサーバーを運用するために身に付けるべき知識をまとめた書籍です。Rocky LinuxとさくらのVPSを使用して、実際に手を動かしながらWebサーバーを構築・運用します。前半ではLinuxのインストールから始まり、基本的なコマンドやネットワークを学びます。後半では実用的なWebサーバー構築演習としてLAMP(Linux、Apache、MariaDB、PHP)環境を構築し、CMSとして有名なWordPressを動かしていきます。作成したLAMP環境を運用し、ログの解析、ファイヤーウォールの設定、公開鍵による安全な通信などを学んでいきます。最終的にはDockerでコンテナの作成まで習得できます。
【第2版の改訂ポイント】
・CentOSからRocky Linuxに変更
・サーバー周りの技術情報のアップデート
【対象読者】
・インフラエンジニア/ソフトウェアエンジニア/ウェブエンジニア全般
・情報系の学生
【本書を読んで得られる知識やスキル】
・Windows/macOSの端末からクラウドサーバーに接続し、コマンドラインでLinuxの基本操作ができる
・Webサーバーを構築し、HTMLとPHP、MariaDBによるWebアプリケーションを用意できる
・サーバー業務で必要となる概念やLinuxの基本用語がわかる
【目次】
第1章 Linuxって何
第2章 仮想サーバーを用意しよう
第3章 基本的なコマンドを覚えよう
第4章 ネットワークの基本と設定
第5章 サーバーを構築しよう
第6章 Webページをアップしてみよう
第7章 LAMPサーバーを作ってみよう
第8章 セキュリティのポイントをおさえよう
第9章 Dockerを使ってみよう
付録
コマンドリファレンス:厳選コマンド50
【著者プロフィール】
中島 能和(なかじま よしかず)
Linuxやセキュリティ、オープンソース全般の教材開発や書籍執筆に従事。
著書に『Linux教科書LPICレベル1』『同レベル2』『CentOS徹底入門』(翔泳社)など多数。
Linuxの基礎からセキュリティまで、Webサーバーを運用するために身に付けるべき知識をまとめた書籍です。第2版では第1版のCentOSからRocky Linuxに変更。Rocky LinuxとさくらのVPSを使用して、実際に手を動かしながらWebサーバーを構築・運用します。
前半はLinuxのインストールから始まり、基本的なコマンドやネットワークについて、丁寧に解説します。
後半では実用的なWebサーバー構築演習としてLAMP環境を構築し、WordPressを動かします。作成したLAMP環境を運用し、ログの解析、ファイヤーウォールの設定、公開鍵によるセキュアな通信などを解説します。